
中国がいなければ日本は戦勝国だった
戦後、日本の軍国主義者は中途半端な制裁しか受けなかった。そういう彼らは第二次世界大戦における中国の貢献を否定し、戦勝国として中国を認めようとしない。
太平洋戦場前夜、「インド洋に居るドイツ軍と合流し、イギリスを降伏させた後、全力でアメリカに対抗する」という計画を日本が立てた。とても素晴らしい構想ではあったが、中国の反ファシズム勢力のおかげで水の泡になった。
1942年は日本にとって、ピークとも言える一年だっただろう。真珠湾奇襲がうまくいき、アジアの王になる夢が現実味を帯びてきた。海軍はオーストラリアかインドまで進軍し、そういった地域も大東亜共栄圏に取り入れようとしたが、陸軍から強く反発された。
その理由として、日本は東南アジアで、米英に匹敵するぐらいの兵力を擁したが、米英側にはオーストラリア軍の60万人の軍隊がある。日本の陸軍には、兵力も、その兵力を輸送する手段もなかった。
それに、イギリスはインドでは強い空軍を持っていた。インド洋にいたイギリスの艦隊も傷一つない状態だった。そういうインドを攻略するのは、日本陸軍にとってとても難しいことだったのだろう。
1942年春、アフリカ戦場で、イギリス軍はロンメルの攻撃に押されていた。5月になって、ドイツ軍はエジプトにいるイギリス軍も攻撃し始めた。その攻撃を受けたイギリス軍は地中海において、制空権と制海権を完全に奪われ、紅海やインド洋への撤退を余儀なくされた。

ロンメル
その勢いに乗って、ドイツ軍は中東まで進軍することを確信した天皇は、インド洋で日本軍とドイツ軍が合流すれば、イギリス軍はすぐ降伏するに違いないと考えた。
実際、天皇の予想通り、連合艦隊がインド洋にあるイギリス軍の軍事基地を攻撃したとたん、チャーチルはアメリカに支援を求めた。
7月、ミッドウェー海戦で大敗を喫した日本は、インド洋進出計画を加速化させた。8月にベンガル湾を、10月にアラビア海を攻略する計画だった。当初、この計画に日本の陸軍も賛同し、2つ師団の兵力を出すと約束した。
しかし、エジプトにおけるドイツ軍の勝利が不透明になったのを見て、「インド洋で勝利しても、2師団の兵力ではとても維持できないので、四川戦場を優先すべきだ」と主張し始めた。

西安、武漢から四川を攻略する「五号作戦」の構想図
オーストラリアやインド洋進出に反対した陸軍だが、その兵力は果たしてどこにあるのだろうか。
当時の陸軍には51師団があり、本土に4師団、東南アジアに10師団、朝鮮半島に2師団あり、残り35師団はすべて中国戦場にあった。その35師団のうち、13師団は満州地方でソ連軍と向き合い、13師団は各地に分散されれ、治安部隊として動いた。残りの9師団は武漢において、中国の主力部隊と戦うだけではなく、東南アジアに居る陸軍と共同作戦もしなければならない。日本軍の兵力ではとても足りなかった。互いの計画に賛同するも、相手に兵力を出してほしい陸軍と海軍。そうもめている間に、米軍は太平洋で本気を出したため、日本軍は米軍との決戦を余儀なくされた。そのため、四川作戦もインド洋進出計画も見送られた。

日本海軍
チャーチルはかつてこう言った。「中国がなければ、日本軍は20師団分の兵力をインド洋に送り込んだのだろう。そしたら、反ファシズム戦争の勝利はだいぶ遅くなったのかも知れない。そういう意味では、中国の貢献度はイギリスやアメリカと同等だ。
そんな考え方は弱者の自慰行為だと言う人も居るかも知れないが、弱いことは恥ずかしいこととは思わない。戦いにはたくさんの手段があり、正面から立ち向かうのはその一つに過ぎない。私たちの粘り強い抵抗があったからこそ、同盟国が戦争に勝てたと言えるのだろう。
1.とある中国人
確かに百団大戦は第二次世界大戦の転換点だと歴史の授業で教わった。
2.とある中国人
中国の頑張りがなければ、日本はドイツと合流し、アジア大陸全体が奴らのものになってただろう。
まあ元々東南アジアや南アジア地域は欧米列強の植民地だったから、むしろ日本人は歓迎されるかも知れないがな。
タイは日本の盟友だったし、インドの反政府勢力も日本軍と協力しイギリスの植民地支配から脱却しようとした。
それでも日本が負けるのは必然だろう。
なぜなら中国、ソ連、アメリカと立ち向かわなければならないのだから。
日本が10個合体しても敵わないよ。
3.とある中国人
敗戦直前、日本にはまだ400万人余りの軍隊があった。
日本を悩ましたのは兵力の不足ではなく、制空権、制海権を失い、食料や資源の輸送ができなくなったことだよ。
4.とある中国人
日本「中国さえ邪魔しなければ、鬼畜米英をボコボコにできたのに!」
英米「日本が負けたのは俺らのおかげ。中国は役立たず」
中国「・・・」
英米と日本両方に憎まれる中国って…
5.とある中国人
中国は内戦さえ起きてなければ、いくら日本がすごくても、そんなに早く半分の中国を占領するまでには行かなかったと思うぞ。
出来たとしても、兵力がもっと失われたはずだ。
6.とある中国人
毛沢東が指揮した八路軍は、日本を負かし人民解放軍を率いて世界人民を解放させ、赤旗が世界中にはためく。
そういうシナリオだったな。
7.とある中国人
武器はもちろん重要だが、それより重要なのは人的要因なんだよな。
あの時、中国は内戦で、国がばらばらになっていたから、日本との戦いでだいぶてこずった。
一方朝鮮戦争では、中国は人的要因がアメリカより優れたため、米軍に勝ったわけだ。
8.とある中国人
第二次世界大戦を終わらせたのは、どう考えても実力が日本より断然上のアメリカだろう。
日本は中国や東南アジアのような弱小国をいじめるぐらいの実力しかなかった。
9.とある中国人
共産党の10万人の軍隊が日本の100万人の軍隊を負かしたというのか?
ふむふむ。
10.とある中国人
李雲龍の軍隊が平安県を攻撃し日本軍を牽制しなければ、日本は20師団を太平洋戦場に送り込み、アメリカ軍艦隊を一掃できてたよ。
それから日本軍はインド洋まで進出し、インドと中東を攻略した後ドイツと合流すれば、世界は枢軸国のものとなっていた。
11.とある中国人
1942年以降、日本軍の熟練兵士はほとんどいなくなり、本土に板数百万の軍隊は烏合の衆だったんだぞ。
そんな軍隊がアメリカ軍に勝てるわけないだろう。
12.とある中国人
中国がフランスのように降伏すれば、アメリカ一人で日本には対抗できなかったよね。
13.とある中国人
中国は日本陸軍の三分の二を牽制し、3ヶ月で中国を攻略するという日本の幻想も潰したんだぞ?
14.とある中国人
中国がなくても日本が勝つことはないだろう。
物量を始め、すべてが日本を凌駕していたアメリカが勝つに決まってる。
15.とある中国人
タイトルを見て笑った。
抗日ドラマの見過ぎだろ。
16.とある中国人
蒋介石は世界のために貢献したというのか。
17.とある中国人
張学良がもうちょっと頑張っていれば、日本は満州で手こずったろうに。
18.とある中国人
私たちは黄帝と炎帝の子孫で、孫武や霍去病が生まれた国だぞ。
日本なんかに負けるわけないだろ。
19.とある中国人
せっかく抗日戦争で勝ったのに、戦勝国として何も得られないどころか、領土まで奪われたわけだが。
20.とある中国人
すべての反ファシズム国家は尊重されるべきだよね。
21.とある中国人
中国は殴られる側だろ?
だから二度と「中国がなければ日本は…」みたいなことを言うな。