Category : 経済

なぜ日本の産業は世界最高の技術を持ちながら世界から見放されたのか?
過去20年間、日本は液晶、太陽電池、半導体、携帯電話、電気自動車など、ほぼすべての主要産業で技術的なリーダーシップをとり、世界初の快挙を成し遂げた。 しかし、技術をリードしてきた日本は、グローバルな産業競争において、発言権を失い続ける呪いにかかっているようだ。 舞台裏で何が起きているのか? 中国企業にはどのような影響があるのか?
1990年代、日本は世界の液晶パネル業界をほぼ独占していた。 東芝、シャープなどの手持ちの特許は、他のすべての国の合計よりも多かった。 しかし、中国や韓国の企業が必死に追い上げているため、現在では日本企業はほとんど撤退している。 日本は昔から、ある産業を選んで、その技術を食い潰すのが嫌いなのだ。 そのため、最初から競合他社に差をつけられるというメリットがある。 日本人は細かいことにこだわりがあり、時には気が狂いそうになるほどである。 例えば、日本の消しゴムには「カドケシ」というものがあり、これは犬の歯が交差するような形の角で構成されていて、角を使って文字を消す感覚を味わえるという。
このような細部へのこだわりが、常に日本人が産業発展の初期に多くの特許を取得し、技術的な壁を素早く築き上げることを可能にしてきたのである。 しかし、この技術的な優位性は、逆に負担になることもあるのだ。

日本経済は崩壊した。中国が家電の新たな王者だ!
かつて日本企業は家電の王者で、有名な企業がたくさん現れた。その企業たちは今では、買収されたり、合併されたり、廃業したりしている。それに対して、中国の家電メーカーは頭角を現しはじめ、国際的に有名になった企業まで現れた。そればかりではなく、人々がテレビを見るスタイルをまで変えつつある。今では中国製インターネットテレビが話題を呼び、売り上げが伸びる一方だ。
将来的には、もっともっとたくさんの中国家電メーカーが世界進出し、ほとんどのシェアを獲得するのだろう。衰退し続けている日本企業とは対照的に、Made in Chinaはまったく新しいイメージを持つようになり、世界中の消費者を惹きつけている。また、中国企業はますますブランド力を重視するようになり、国際市場において、ブランド力を向上させることに注力している。
白物家電は敷居が低いうえ、イノベーションの余地がほとんどなくなってきたと言われているが、人間が存在している限り、白物家電は必要だ。それに、中国人が白物家電への期待値がどんどん大きくなっていることもあり、まだまだ発展の余地がある市場だろう。中国の家電産業は世界のリーダーになりつつある。

昨今の外資系企業の中国撤退現象をどう捉える?
2015年、パナソニックが山東省でのテレビ生産から撤退。経営陣や物流担当者、第一線で働く従業員は全員労働契約を解除され、一人当たり75,000元の契約違反の補償を受け、アフターケアに関する事項や工場の設備もすべて処理されたという。
2020年以降、ますます多くの外国企業が中国から撤退している。Appleは6つの中国の生産ラインをインドに移管。Samsungはベトナムに170億米ドル以上を投資した。インドと東南アジア諸国は、新しい世界の工場になりつつある。一部の中国人学者は、中国がついに世界の工場から転げ落ちたと声を揃えている。中国の製造業は私たちが思っていたほど強くはなく、競争力を失っているそうだ。
産業用ロボットが普及してきたからだろうか。それとも、中国市場への関心の低さや、現在の経済政策の影響だろうか?
でもとにかく、仕事を失った人たちは、良くなることを祈るしかない。
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